特撰「よしなしごと」

 

 

自動車王国の自動車乗りの自動車事情とかポリシーとか

 

 まあ自動車王国首都の超郊外(然し首都がどこなのかイマイチ解らない……周りに何もない本社ビル周辺か?)の国家予算並みの収益を上げているらしい世界企業というかこの王国の帝王(しまったそれだと「帝国」だ!!わー……)の侍従その六みたいな会社の更に召使的な支社にお勤めの人です今晩和。時々「こんなこと書いてると何とか機構とかにネット環境ごと没収されるかしら」とか思うのですがそんなこともなく(何とか機構って何だよ)こんな事が書ける環境でございます。とか書き始めましたが帝王への批判とかそーゆーことは特に書くつもりもなく(然し王国の首都では他国じゃない他社の車は九分九厘存在しない……)田舎の人の自動車事情とその周りの小ネタですので念の為。

 

 自動車がステイタスシンボルとされて幾星霜のご時勢ですが私の生息地はまあ田舎なので「成人は一人一台自動車を所有」が当たり前のような環境におります。うちのおとんという人が再た極端な人で「自動車の免許がないヤツは常識がない」とか断言して余る(?)人なんですが、大抵の人が免許と個人で自動車を持っている世の中です。前に「ブルジョワ」とか言われた事がありますが、田舎の土地持ちは時々ブルジョワですのでそういう誤解もありましょうが、うちはそういう家ではないので(今現在が没落の果て……であってほしい……)自力で移動するための手段として自動車があるわけです。最寄のコンビニまで歩いていったら片道一時間弱かなー……なので周りを見回せば何方も自動車を持っております。が、厳密なステイタスシンボルではなく機能重視された扱いなので、田舎の土地持ちの隠居と若夫婦の間のおじ様クラス(定年後若しくは定年間近の悠々自適世代)になると、マイカーは軽トラ、ということも多々あります。ファミリーカーじゃなくてマイカーね。そりゃー軽トラは便利ですよ畑にもヘボ取りにも猪狩りにも使えるし()ファミリーカーになるとまた色々の事情がありますのでステイタスっぽく主張される方もありますが。そんな環境ですので我が家にも自動車というのが、夜中には四台止まっております。大人四人家族なのでそれぞれの足であるのでそんなに高級車でもないんですがまー百万は下らないものが四つもどかどかおいてあるとそれだけである意味邪魔くさいですな。あ、違う?()因みにその車の全てが「荷物沢山運べます」タイプです。バンとかカーゴタイプなのね。元々おとんが山スキーでスキーもスキーというややこしい(表記が)人なのでおのずと荷物詰め込みタイプになったのですが、私の車の場合は購入時期に「引越しを想定」していたからそうなったのでありました。近所の奥様達も大抵そんな車に乗っておいでです。だから私の車はフツーだと思っていますし今後も「使える車!!」を選ぶと思われます。まだ変えないけど。物が沢山運べる車はいいですよ、搬入とかに(何のだ)

 

 さて都市部の若者さんがどうなのかは知りませんがそんな自動車社会()に生きている我々ですので自動車選びにも色々条件があったりします。学生はおいといて、若き勤労青年。若き勤労青年ですからねー……稼ぎの全てが小遣いにでもならなきゃお高い車にはなかなか乗れないと思われます。タイヤも二種類持ってないと危険だし(当たり前)維持費も結構かかるしガソリンも高騰してますしな。地にちゃんと足が着いている若者はそんな訳で「自分の稼ぎで世話のできる車」を選びます。小遣いをそこに注ぎ込めばそれなりの車が維持できます。アクセサリーなんかもつけられます。整備された農道()をサーキットのように駆け抜けたりもできます。しかし世に言う「シャコタン」にする部品(名前がわかりません)は傷だらけになること必至です。何故ってここは山間部だから。実家に帰ってきた若夫婦がその部分を守るためだけに車を家の側まで乗り入れない、というステキな光景にも見飽きるほど会っております()色々考えて車もいじらないとねー。その他にも色々車選びの条件なんかはあるのですが、何しろ田舎の土地持ちは資金力があったりします。今のご時勢若夫婦の親御さんなんかは現役ばりばりで稼いでいる方も珍しくありません。ので、勤労していても特別苦しくない青年さんもいるわけです。稼ぎは全て「自由だー!!」みたいな。そうなってくるとやたらの高級車を乗り回す勤労青年にも出くわします。その年齢でその車に乗れるってことはオーナーは彼ではなくて父上、とか、そんなの?学生の頃は「いーなーお金持ちでー」なレベルの知人がいましたが(二十歳学生でBMW)同じ会社に勤めている若者がそれをやっていると「あー自分で管理できない車だー」と冷ややかに思います。まーなー勤続十年以上だったら国産じゃない高級車に乗ってても「ある意味「漢」!!」とか(因みに本社は「帝王」のお膝元)役員クラスだと「国産乗れよ」とか思いますけど()その年齢で部長クラスの車はおっさんくさいよ、みたいな。若い車って何よ、とも思いますが()で、そういう若人はやっぱり色んなところが色んなカンジに色々と「若さゆえの過ちを」みたいな若人だったりするわけなのでした。田舎だと車自体を持ってる人は回りに多くても台数的に見ると少ないからそういうの目立つと言うか浮くんだよねー。そんな訳でうちの色々と断言なおとんに言わせると「青い」(隠喩)んだそうですよ、ええ。後先考えてないっつーか勢いだけっつーかてめぇのけつがぬぐえねーっつーか(下品)で、そんなおとんの娘であるところのオイラもそんなわけも手伝って「自動車は自分で世話のできるレベルでかつ相応のステイタスを象徴できるもの」を選ぶのが無難だなーと思います。真っ赤な車にツノつけて(ツノ?)高速かっ飛ばして三倍速くても()事故ったりとっ捕まったら意味ないし。そんな訳で去る若人の評価が私の中で結構低くなったりしたのでした。

 ただ、自動車を選ぶ時に時々「閉所恐怖症だから小さい車を選べない」という事情の方もお見えです(実際に話を聞いた事があります)そういう若人は……苦労しているんですよ(ホロリ)若人の通勤がファミリーカーというのは色々ときつい気がします。何の為の車か解らないしステイタスを象徴も出来ない(しなくてもいいけど)ガソリンも高いしさー……。だから口に出して「そーゆー車を乗り回してる人ってー」とか言いませんが(「若いのに車がじじむさい」までは言うそして睨まれる)

 

 まあ何ですよ要するに何事も自分のレベルに合わせましょうと言うことですよ。分を弁えると伸びなくなる恐れはありますが自分のレベルを認識する事は大事なのですよ。彼女のお父さんとかに「若いのにあんな車に乗ってるヤツは家に稼ぎを入れたことのない軟弱者だ」とか言われたくなかったら(うちのおとんは言いまくるそして叱られる然し大抵当たっている)自分のステイタスがどれだけのものなのか、そしてどこを目指すのか、大体でいいから把握しておきたいものです。オイラのステイタスは「自家用車なんて持てませんけど生きていくために維持」という感覚なので社会人一年目から持たされましたが未だにそんなレベルです。去年五月にバックライト付近を石垣にぶつけて破損させ、貧しさのあまりに今年三月の車検までガムテで補修し、へこんでいた部分はそのままさらしておりました。そーゆー人だからそんなに立派な車じゃなくても平気です。で、一体なんでこういうネタになったかというと、一つは「若人が高級国産車に乗っていた」のですがもう一つは「別の若人が以前はスポーツタイプに乗っていたのに今は妙齢のマダムみたいなのに乗り換えて実は前の車は事故で潰していた上に車両に入っていなかったらしい」というネタがあったからなのでした。前者には「もういっそレクサスに乗れ」そして後者には「走る車なのに車両保険に入ってないのはある意味「漢」」という評価をつけたいと思います。あーもう一人ごっつい車に乗ったおっさん(十歳くらい年上だけど後輩)に「会社から出るときウィンカーくらい出せや」っつーのも付け足しとこー……あぶねーっつーの。

 

 

2007.07.25

 

余談・まあ要するに「トヨ■のごつい車が嫌い」というだけのだらだら文()なんですが。今現在も乗ってる車は一台目ですが既うすぐこのヒト十歳になりますので、カーステレオだけでもそろそろ変えようかと()単に貧しいから高い車が買えないとかそーゆー理由で書いてるわけでは決してないのですよ!!(待て)

 

 

 

 

 

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Last updated: 2008/01/20

 

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