てな感じに久々に「だらだら雑記」です。
旅日記でも神社関係でもない雑記はお久し振りの今日和、なのです。
とか言いつつそろそろサイト容量のリミッターも近いので、
こんなことしてる余裕はあるのかどうか解んないですが。
今回のお話は十年前くらいの事です。
何か色々ありまして、芋づる式に思い出されたことがありまして、
そんでこんな感じになっております。
多分これを発見した数年後の私なんかは、
それを含めて今現在の色々を思い出してしまうことでしょう。
いやでも、今回の件に関してはどこかで書きたかったので。
身切りでネタをひねり出す同人屋の根性、とくと御覧あれ、とか、
そういうことを言う気は全くございませんので悪しからず御了承下さい。
そこまではやらないですよ、分別ついた大人だから(大嘘)
……いやまあ、こんなこともあったんですよ、ということで。
学生の頃、さる知人にお高いダージリン(リーフ)をおごってもらった事がありました。
そのダージリンがどうにもこうにも飲めなくて、
人に譲ったと言うか頼んで引き取ってもらいました。
引き取ってくれた人は「流石に高い、美味しい」と言って喜んでくれました。
うん、美味しいダージリンだったんですよ。
125g3200円、だったか。
英国王室御用達「Fortnum&Mason」のダージリンでした。
そもそも、どうしてそれをおごってもらう事になったのか、というのがおかしな話で、
当時の私は紅茶にはまり始めたばかりで、
しかも時期的に年末に近かったので、
お使いを頼んだのがきっかけでした。
デパートが林立するところに行くのだ、というその人に、
「じゃあクリスマスブレンド買ってきてよ」と頼んだのです。
で、社交辞令で(当たり前だろそんな社交辞令)
「おごってくれるの?」とか言ってみたわけです。
社交辞令ですよ、社交辞令。
てか、そんなのが社交辞令でまかり通るような友人だったわけです。
女の子に向かって、「ええっ、私のこと嫌いなの?がーん」
ってやるのとノリは同じです。
……あれ、違う?愛の告白とかしない?しない?
いやアレは女子校出なら解る社交辞令ですよ。
本物は軽々しくそんなことしないし!!(問題発言)
でまあ、お使いを頼んだのでした、さる友人に。
文弱青少年の友人に。
この友人という人に出会ったのは四大編入直後でした。
四年制大学というところには変な人が沢山いるぞ、と父に吹き込まれていたので、
それはそれはわくわくして部活なんかに入ったのですが、
……何かその辺は外し(笑)
結局一人だけ浮いた人みたいでしたねぇ。
私が一番変な人じゃん、みたいな。
まあそんな中でその人とお知り合いになったのですが、
文弱青少年ですから、まあ何と言うかすさまじい情報量と、
青臭い哲学と、何か色々で、
とても面白い(興味深い方の意味で)人でした。
知り合って数日の後に何となく二人になってしまって、
いやこれはちょっとアレでしょうなんかこの人私になつきかけてるし、
とか思ったので「彼女に怒られるよ」とか言ったら、
「三日前に別れた」みたいな状況でした。
南無阿弥陀仏。
あーそー言えば学校は曹洞宗の学校でした。
だからそんな状況下ではまさしく「ご愁傷様」なのでした(誤)
ここ入る前、私短大行ってたんです。
で、三年生に編入しまして。
たった二年だと言うのに女子校というのはすまじきものです。
二年も女だらけのところにいればもういいよ、とか、
何故か他人に言われました。
残念な事にそんなに「もういい」感もなく(何)
……だってさー、女の子しかいない女ばっかのとこなんてさー……。
共学だからこそのハーレムだよ、そう思わない?みたいな(オイ)
……何か話がずれていきますね。
別に百合とか微百合とか言われても平気なんでいいんですけど、
一応今回そういうネタじゃないんですよ。
ふざけないでよ真面目な話、みたいに、
自分にも言いたくなってきますけど。
ちょっとやっぱりまだ真面目に話すにはしんどいところもありますので、
その辺御了承いただく方向でお願いします、へこへこ。
さて、件の彼ですが、そんなわけで、
彼女と別れたばっかりで、可哀相な体たらくでした。
家を出て一人暮らしで、帰るとテレビしかない、みたいな人で。
まあ学生の一人暮らしなんだからそうなんですけどね、
別れたショックのあまりにものすごい無気力で、
「学校辞めたい」とか言い出したりして。
だったらやめればいいじゃん、とか言いましたよ、勿論。
でもそれもやっぱりできない、みたいになってて。
四人兄弟の末っ子かなんかで、甘えん坊というか甘ったれで、
すごい「かまってくん」でした。
私なんか三人姉妹の長女で未だに家付きなもんですから、
……見てられないっつーか、何つーか。
可哀相と言うか同情すると言うか、可哀相なんですよ、それが、多分。
でまあ相手をするわけです、色々と。
主に話し相手だけど。
そんなことをしているうちに友人になるわけなんですが、
いきなり「メシ食いに行かん?」とか声が掛かったり、
「カラオケでも行かん?」とか以下略。
これが後々移っちゃいまして、就職して何となく、
「じゃメシ食いにいかん?」って女の子に言ってしまい、
ヒンシュクを買いました。
……今はそんなこと言いませんよ、ご飯でも食べに行かない?とか……。
ああでも「バール行きましょう!!」はアリだよね、そうだよね。
いや……バールで飲むと言うスタイルに憧れる田舎ものです、すみません……。
さて、かまってくんな彼ですが、
それからまあずーっとずーっとかまってくんでした。
別れた彼女がどーのこーのという時期がすぎてもかまってくんでした。
文弱青少年だったんで、でまあ自分も文学部だったんで、
話も会ったり会わなかったり、しかも飽きないし。
……いやもう、自覚してましたよ、その年の夏には。
その頃そういうジャンルはありませんでしたが彼も眼鏡男子だったし(笑)
あー解りやす、解りやす、解りやすー!!(涙)
でもまあ友人しておりました。
ご飯もカラオケも、部活のだらだら長い変な話も、色々聞いて。
文芸部だったのに「弁論部に殴りこめ」とか言うくらい、
揚げ足を取ったり取られたりする日々でございました。
あれも一つの青春でございましたなぁ、今思えば。
あんまり派手さはなかったですが、とても楽しかったです。
楽しかったんですけど、かまってくんも立ち直ってきて、構わなくなっても良くなると、
今度はこっちが何かさみしー、と言うジレンマが発生して、
そのちょっと前に米倉利紀さんと言う人に何と言うかアレしていた(アレかい)ので、
毎日毎日聞きながら「あーでも最愛は彼、この人なのよ」とか、
自分を誤魔化しておりました。青いねぇ。
そうして何ヶ月かすぎたころ、まあ別にお互い様特定の人もいないし、
二人で歩いてたって誰にも何にも言われるわけでもないし、
(しかしそれは大いなる油断であったのですが←後で判明)
いつものように四の五のやっておりました。
四の五のやっておりまして、そんな中でこんな話になったのです。
「貴方が男だったら良かったのになぁって、時々思うよ」
失礼な!!(笑)なんてこと言うのだ貴様というやつは!!とか、
そんな話にはなりませんでした、心が広いから(嘘)
何だかんだ言ってかまってくんはまだ傷がいえてなかったらしくて、
しかも些細な事で古傷を、青いからえぐるわけですよセルフで。
セルフでやるなよ、とか思うんだけど、やるんですよ。
何でも、今まで彼女になってくれた人全員に、
一度はそう思ってしまうんだそうです。
恋人だといつかは別れるから、男だったら、
そこまで踏み込まないでずーっと友達でいられるでしょ、というのが、
彼の持論でした、が。
……どうしてくれんのよ、こっちはもう自覚症状出てんのよ、みたいな。
そんなこと言われたら動揺して当たり前でしょう、みたいな。
そんな感じだったんですが、人間やれば出来るもので。
その後もしばらく友人で通しておりました。ええ。
……褒められた事じゃないですよ、そんだけ意地汚いんだもん。
私だって友人でありたかったですからねぇ。
友人でありたかったんで、そして元来のビビリなもんですから、
それ以上になることもなく、まあそんな感じでなあなあに、
ずーっと友人をやっておりました。
そんな折に件の紅茶のお使いを頼む事になったわけです。
で、だから何、という話なんですが。
ここからが本番なんですよ、長い前置きでしたね。
そんな感じに彼に紅茶のお使いを頼んでいたある日の事でした。
通っていた大学の隣の短大の同じ様なサークルと交流、とか、
なんかそんなことがあったのです。
もう女の子の集団なんて別に珍しくもない私ですから、
そしてヲタクももういいよ、的部活でしたから(自分もそうだったけど)
まあ男の子達は隣にある「秘密の花園」に生息する女の子に興味があったようで(笑)
いや私も去年までそういうところにいたけど、とか言ってみるのですが、
無視されるカンジで(笑)
その頃にはとっくに馴染んでたから仕方ないですが。
件のかまってくんは、そこで知り合った可愛い女の子とお付き合いを始めたのでした。
で、そのことを私には教えてくれてなかったのでした。
何かここで、キレてしまったわけですよ。
冗談でも「彼女が出来たら教えてよね」とかぬかしてましたしね、私も。
だってそのくらい言うでしょう社交辞令だし(誤)
まあ言ったらからかわれると思ったから言わなかったんだろうけどさ、
何かその事実が「私にだけ黙ってた」みたいで、余計に始末に負えず。
壊れましたよ、私は。
なんで私に黙ってるのだそんな大事なことを。
そりゃ話す義理もないけどさ。
だけど友人が立ち直って真っ当に歩いていくんだったら、
それなりに祝福したいというのが友人というものだろう!!
それとも何か、私はキサマにとって、
人権踏みにじる程度のアレなナニだったんか!!(怒・しかも大袈裟)
というわけで、そんな感じで。
今思えば彼の気持ちも、解らなくもなくもなく……いや解りにくいですが、
話し辛かったんでしょう、多分。
とは言え私も私で何と言うかその頃の部の後輩には、
「私を誰だと思ってんだい」とか言ってしまうような人なので(笑・タダの小者の癖に)
そういう行動に出ました、当然です。
新しい可愛い彼女に因縁つけに行ったとか、そうではなくて。
(そうとは知らずに隣に座らされた時でさえちゃんとフォローしてた……何故だ)
「彼女が出来たんだってー?なーんで黙ってんのかなー?私に」
こんな科白でございました、多分。
「かまってくんはうろたえた!!」(DQ風)みたいになりました。
してやったり、ですが、それだけじゃないんですよ、やっぱりこっちも。
「あーあー、彼女が出来ちゃったかー、実は好きだったんだけどなー」
ええ、言いましたよそんな風に。
だってもう二度と言うところなかったもん。
告白とかそういうことを確信的に出来る人はすごいと、未だに思いますが、
あれは自分がもうどうしようもなくなって吐き出すものだと私は思ってます。
自分がどうしようもないから言うんです。答えなんか関係ない。
相手の気持ちなんて関係ないんです。
はた迷惑な事この上ないですが。
でまあ一悶着です。
胃は壊すわ大打撃のあまりにバイトは休むわ課題はやれないわ、大変でした。
このまま融けてなくなってしまいたい、とか、毎日考えてました。
泣くところないから通学中の車の中でわんわん泣いたり。
でもね、すごいんですよ、私。
そんな風にぼろくそになっちゃったのに、二ヶ月くらいで復活したんです。
あんまり大変だったので良く覚えてないけど、
周りに毒も吐いたし当り散らしたし、大変だったけど何とか生きてました。
でも女というのはそういうものかもしれません。
生きていくことが最重要課題、でもないけど。
あーでもその頃すでに「物書きこそ我が人生」だったからなぁ。
それがあったからそんなことも乗り越えられたのかもしれませんね。
とは言え最低だったのは、結局卒業するまでずーっと、
彼とは友人であり続けながらも、やっぱり自覚症状に苛まれ続けた事です(爆)
そんな最中に彼が「頼まれたものがなかったから」と言って持ってきたのが、
件の高価なダージリンだったのでした。
なんかねー、流石に殊勝でしたよ。
お使いに頼んだんだから、お金は払うって言ったんですけど、
「色々あって迷惑もかけたから、お詫びに」って、
でももらえないよ、高いし、そういうわけには行かないよ、って言ったら、
「部室で飲めばいいよ、寄付したってことで」
別の雑記にも書いてますが、部活の部室は我等の紅茶サロンでした。
そんなわけで部室にしばらく置いてあったんですが、
何だかんだ言って私も小娘で、そんな事件を内々にもしておけず、
周りにさんざん言いまくった挙句、でしたので
(関係各位様には今更ですがお詫び申し上げます、
ってどれだけの人がここを見ているのか……)
開けることも出来ず。
その話を聞いてくれた中の一人に、その紅茶を引き取ってもらったのでした。
そんなわけでダージリンについてはそんな苦い思い出があるのですが、
この最低な実話にはまだまだ続きがあったりします。
……あんまり面白くないしダージリン関係ないんで割愛しますけど(何)
今思うだに、私って本当に都合のいい女だったんだなあと。
でも「都合のいい女」になったと言うのも、
本気で「病んで」たからなんだなあとも思えるわけです。
ええあんななぁ気の病ですよ、本当にもう。
色んなことを冷静に落ち着いて考えられなくなるんですから。
あーもー、若かったよあの頃は。
そんな程度の修羅で参ってたよ、本気でさ!!
物書きのネタにもならんっちゅーの!!(涙)
……そんなわけでダージリンの苦い思い出とか、書いてみました。
続きが気になる方はケータイの以下略(笑)
あーでもケータイのアドレス知ってる人は大抵この話全部聞かされてるからなー。
今更よねー(大笑)
あーでもダージリン好きだし、飲みますよ、今も。
思い出すけどそれでも、ダージリン好きですよ。
良く言う「若い頃には色々あるものだ」の、
色々のうちの一個な感じですよ、ええ。
あーでも今そのかまってくんに会っても多分何も思わないと言うか(笑)
多分「まだそんな古い話覚えてるの?根に持つなあ」とか言われると思うので、
もう二度と顔も見たくないくらいの事を言い募って、
胃炎の一つでも病んでもらう方向で行きたいと思います(何)
当たり前だそんなのは、根は深いんだぞコンチクショー。
お後が宜しいようで(全然良くない)
終